06/10/2024
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IT業界は人材不足!

経済産業省の発表によると、IT人材に対する需要の伸びを最大に見積もった場合、2030年には79万人不足するとのことです。需要の伸びを最も低く見積もった場合でも、約16万人のIT人材が不足すると予測しています。IT人材が不足するのは、需要に対してITエンジニアの数が少ないというだけでなく、「人材の質」の問題もあります。企業が求めるスキルや経験を持ったエンジニアを確保するのが難しいということです。

IT業界の発展は目覚ましく、求められるエンジニアのスキルも高まっています。ビッグデータを扱うエンジニア、AIや情報セキュリティに関する専門的な知識やスキルを持ったエンジニアの需要は高くなるでしょう。ビッグデータの分野で働くエンジニアには、データの収集・整理を行うデータエンジニアとデータの分析・活用に携わるデータサイエンティストがいます。

ビッグデータ市場が拡大する一方で、その分野で働けるエンジニアは不足しているのが現状です。データサイエンティストの育成には、5年~10年が必要と言われており、急速な需要の拡大に追い付いていない状態です。AIエンジニアについては、2018年時点で、需要数は4万4000人となっていまが、実際の人材はかなり不足しています。

情報セキュリティに関しては、近年、サイバー攻撃が複雑化しているために、スキルの高いセキュリティエンジニアの需要が増々高まっています。世界レベルで見ると、2020年時点で、セキュリティエンジニアは312万人不足しており、日本でも4万人不足しています。考えようによっては、今がIT業界で活躍するチャンスであり、いかに需要の高い職種を選択するかで収入も違ってくるでしょう。今後もさまざまな情報収集が欠かせません。